先日名古屋のゴトヤンこと後藤さんが工房茅春の仕事場にやってきました。
これまで何度ともなく電話で話したりメールのやり取りはやっていたけど顔を合わすのは初めてでした。今回ゴトヤンの奥さまが飛騨高山の出身であり帰省を兼ねて工房へやってきたわけですが、夜7時から朝の五時まで釣り談義に花が咲きました。 ゴトヤンが50センチオーバーを釣った話や今はお休みしてる電気浮子のお話等々。茅春は50センチを釣ったことがないし電気浮子を作れないので羨ましいばかりでした。ここ数年腕を痛めてるというゴトヤンです。大好きな釣りもご無沙汰だそうで早く治して復帰してほしいと思う。来年の春は二人で秋神ダムや御母衣に行こうと誓って別れました。わざわざ名古屋から奥飛騨ま来てくれてありがとう。次回再会する日を心から楽しみにしています。
それから話は変わって『本漆浮子』のことを以前独り言に書きました。その!その!試作品が出来上がりました。モデルは雅でソリッドは黒、赤(本朱)、黒の研ぎ出しです。もう一つのパイプは黒、青(あさぎ)、黒の研ぎ出し。塗りのたびに研ぎ出しを施します。ただ研ぎ出しといっても通常の浮子にあるような完全に下の色漆を研いで模様を出すのではなく、薄皮一枚ぐらいに上塗りの黒を研ぎだすことによって表面から色漆が透けて見えるようにしました。これがまた綺麗なんです。カシューなど人工漆では出せない色合いが本漆にはあることを再認識しました。近いうちに画像等をアップしますが是非実物を見てほしいと思う茅春です。
今後『本朱』『弁柄』『黒』の単色仕上げや各色研ぎ出しのバージョンを増やしていきたいと思っています。こうご期待♪
次回の独り言ではもう少し詳しくお話したいと思っています。本漆は綺麗だしとっても手間がかかる・・・なぜか!?
その点を詳しくお話しましょう。それではまた!