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魚の釣り方。その五

 
 中学校でバスケットを教える私は春休みの今の時期はお弁当を持たせて一日練習をしています。中学生にゆとりの時間をといった言葉を聞きますが、私は好きではありません。必要以上の時間を与えることはプラス面よりマイナス面に働くことが多いからです。限られた時間で規則正しく生活させた方が良いのではないかという考えです。一日練習は仕事に影響することが多いけど私自身充実した時間を過ごしています。
昨日(土)男女を連れて隣の富山県に練習試合に行きました。女子部員の中に約一年ちょっとぶりに試合に出た部員がいるのです。膝の怪我から手術、そして久しぶりの復帰試合。特別なサポーターをつけて試合に参加した姿を見て涙が出るほど嬉しかったな。入学当初から類い希な身体能力と精神力を持った彼女であり、将来は県内だけでなくそれ以上の活躍が期待されたんです。しかし怪我によって遠回りをしてしまいました。まだ足を引きずりながらプレーする姿を見ながら、まだまだこれから先がある!がんばれよ!って心の中で叫んだ私です。

帰りの車中は前顧問の中野先生です。年は20代半ば。教員採用試験にチャレンジ中で現在臨時採用で教員生活を送っています。この中野先生とは約一年間一緒に部活動を見ました。私とは親子ほどの年が離れてますが、お互い冗談を言い合ったり出来る素晴らしいパートナーでした。若いけど人の気持ちを読める私も大好きな奴でした。しかしこの春から他校に移動することになり残念な気持ちでいっぱいです。でもいつかまた一緒に指導できるときがあるかもしれません。そのときを楽しみにしておこう。
そして車から降りたとき私にくれたCDレコード♪私がジャズが好きなことを知っていて買ってくれたんです。高いお金を出して二枚も買ってくれたことをこの先ずっと忘れないであろう。そして大事にしようと思う工房茅春です。

さて今日は前回に引き続き道具類です。


ヘラブナ釣りの針には二分から八分まであるが三分から五分までが多く用いられる。四、五寸級までの中型には四分が適する。一尺以上大物には五分が良い。六、七分を用いるのは稀である。
へら針には顎のあるものと無いものがあるが、多くは無いものが用いられる。顎があってもなくても釣れた魚が外れることは滅多に無い。ただし藻や坑にふれて絡まると十中八九ばれるものと見なければならぬから顎つきも一得であろう。実際はソダの中や藻中を釣ることはほとんどなく、針ががりのない平場に誘って釣るので、ばらすことはほとんどない。二貫、三貫と大釣りになる場合は顎があると釣りが遅くなり能率が悪い。もし専用のへら針がない場合は、マブナの丸型六、八厘位を用いる。へら針の型はほとんど一定であるが、彦兵衛や丹吉は見るからに良い。

浮き
へら浮きの役割は派手そうに見えて、割合に重要性に乏しいのである。へら浮きの使命は釣り人が必要とする浮力を備えて機械的に素直に動くことである。ところが機械的に素直に動いてくれるには材料も塗料も長さも太さも総合されて、しかも程よい浮力が必要なのである。単に浮力だったらセルロイドに勝るものはないが、浮力がありすぎて風や流れに抵抗力がなく、流動を不利とするへら浮きには好ましくない。羽根浮きは浮力もあり、立ちも早く敏感なので適切と思えるが、白孔雀の羽根軸以外に理想的なものがなく、その上扱いなれぬと破損しやすく、目盛りの漆も剥げやすく、ラッカーかエナメルなどで怠らずに手入れしなければならない。
浮力があって敏感で、流れに対して抵抗力があり、長さと太さが適当なら桐材に勝るものはない。良質の漆か耐水どの高い塗料があったら、桐材で自製したい。浮力はもちろん大切だが、目盛りは白黒の単純な色分けで、五分幅置きを条件とする。へら浮きの目盛りは間隔が大切である。

う〜〜ん!60年前のヘラブナ浮きは桐材に勝るものはなかった!っていくことですか。

茅って言葉が一言も出なかったことが寂しすぎる・・・へへへ
次回は餌に関してです。芋練りが主人公として出てきそうです。芋練り知らない?私は知ってます。へへへ





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