茅春のへら浮子(へらうき)の作成は20〜50本単位で進めています。画像のへら浮子(ヘラウキ)は50本です。これらを一度にカット、ペーパー掛け、足とトップの取り付け。そして下塗り上塗りと進むのです。
注文を頂きその都度製作してるとかえって時間が掛かるからです。しかしながら50本一度にペーパー掛けとかは結構大変です。塗装までくると後は早いのですがそれまでがへら浮子(へらうき)製作にとって重要な部分だと思っています。特に特注の場合は注文表とにらめっこしながらなので大変気も遣います。
一本の素材から少しずつへら浮子(ヘラウキ)の姿に変わっていく行程を目にするとたび、大事に使ってもらえるかなとか、気に入ってもらえるかななど頭によぎる毎日です。
繊細な作りでも故障をしないでいつまでも活躍してほしいと願う工房茅春です。