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いつものへら浮子

 
 
 
 
 
 いつものへら浮子というのは、自分のお気に入りの浮子のことです。釣果が乏しい時お気に入りの浮子ならばその浮子を釣れない理由にしたりしません。でも使い慣れていない浮子を利用して釣果が乏しいとおそらく浮子のせいかなって、思うものです。
浮子箱の中には沢山の浮子がズラリと並んでいても、使う浮子はほんの一部である釣り師も少なくないと思う。
ただ管理池主体とされてる大半の方はそうとも言えず、あらゆるシーンで使い分けてる方が多い。逆に野釣りの場合は比較的持っている浮子の本数や種類が少なく感じます。市場に出てる野釣り浮子自体が少ないのもその原因かもしれません。
 工房茅春では野釣り専用浮子として。底浮子・宙浮子・ノッ込み浮子と数種類販売しております。しかしこれらを全てそろえるとなると、一本あたりの単価が安価でもそれなりの出費となります。って言いながら私としては内心嬉しいですけど・・・へへへ
 さて広大なダムというより、ごく一般的な野釣りで使う浮子はどうだろうか。ダム専用浮子ではゴツ過ぎるし、管理池の浮子では頼りなさすぎる。そう思った方はきっといるはずです。こんなとき多くの釣り人は管理池を主とした浮子の号数が大きいものを選んだりする場合がほとんどなようです。
私はこのような状況で困った時こそ活躍するのがオールマイティの浮子だと思う。なんだ兼用浮子かって思われる方も多いけど、これが案外馬鹿に出来ないのです。いつも通ってる野池などでは仕掛けや釣り方は熟知していても、初めて訪れた釣り場ではベテランでも浮子の選定に困るものです。(仕掛け棚等含)こんな時オールマイティの浮子がきっと活躍すると思っています。
 
オールマイティといえばやっぱり大御所の故佐藤徳道氏の『小春』を思い出します。ヘラ釣りの名手と言われ大ベテラン。片手で一度に二つのダンゴをエサ付け出来るといわれ当時は神様的存在でもありました。小春は二枚合わせ、研ぎ出し塗りの代表作であります。制作販売当初からこの基本スタイルを変えない頑固一徹な人でもありました。この頑固さが30年以上のロングセラーを打ち立てたのです。私はそのうち購入しようと思っていたんだけど、今では故人となっており手にすることが難しくなったことが残念でならない。
この小春、今まで釣り具屋さんとか友達が持っていたので何度か見ています。これぞオールマイティといえる浮子である。そしてなんとも懐かしく感じる浮子なのです。小春の形状や塗りなど私が子どもの頃主流だった浮子そのものだからかもしれません。もし時代の流れにとらわれない佐藤さんが健在なら『能書き言ってないでとりあえずこれを使ってみろ!』そんな気がします。
 
 ところで、本漆浮子の浮子画像サンプル集の内の4種類は最近作ったオールマイティです。もともとHP内にもオールマイティを出していますが、それとは塗り等少し変えています。
ボディは太からず細からずの7ミリ径(仕上がり)10〜14センチの5本セット。トップは中細とグラスソリッドです。ボディ塗りは本漆で、4種は黒と朱、黒と弁柄、アサギと黒、朱と黒を塗り重ねました。黒と弁柄はあえて浮子の下地が出るまで研ぎだしたものです。それ以外の3種ははっきりとした研ぎ出しではなくうっすら透けるように仕上げたものです。
偉大な小春作を超えるにはまだまだかもしれません。羽根と茅との違いもある、でもなんとか少しでも近づけるようにしたいと思う。
管理池野池問わず、いざというとき釣り場について困らない5本セット・・・今後そう言われるようなオールマイティであってほしいと思う茅春です。

尚、今回本漆で作成した5本組み4セットを1セット2万円にて販売いたします。ご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡お待ちしております。漆塗り浮子の金額はまだお知らせしていませんが、1本当たり4千円をちょっと超えると現在考えていますのでお得セットであると思っております。本漆塗りの美しさをこの機会にぜひ体感していただき、皆さんの「いつものへら浮子」になれば・・・と思う茅春です。
 
 
 
 
 
 
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