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へら浮子 雪月花

 
 
 

画像のへら浮子は『雪月花』木枯らし 特別提供品です。40年間という年月を浮子制作に費やしてきた作者は、釣具店、釣り業界そしてファンの方々に少しでも安くという気持ちを、今回特別提供品という形でもって『雪月花』渾身の作を販売しています。安価で特別提供品といっても、作りは当たり前ですが一級品です。私が思うのは40年という長い年月の区切りをつけることと、まだまだこれから先も『雪月花』は進化するのだという、強い意志を感じてならない。

今日画像の浮子を一本送ってくださいました。私からお礼の電話をする前にお電話をいただき恐縮する茅春でした。
電話ではいろいろなことを話しました。具体的には書ききれないので省きますが、40年ものあいだへら浮子制作にかかわってきた話は興味深く、とっても奥が深い。私はなぜ40年もの間、先陣をきってこれたのか、なぜ何十年も『雪月花』を愛用するファンがいるのか。それを知りたくて仕方がない。綺麗な浮子を作る浮子師は沢山います。しかし綺麗とか作りがうんぬんとかの問題ではなく違う何か・・・これが問題なのだ。うんうん
話は戻って『雪月花』さんは私に、この浮子の感想を聞かせてくださいと言いました。差し上げたものだからお世辞を言わなくてはと決して思わないで欲しいとも言っていました。私は早速浮子を手にとってジッと見ます。ボディ16センチ、カーボン足5センチにトップはPCムクの27センチです。羽根の二枚合わせは一本の筒のごとくまん丸である。浮力を持たせるためか若干ボディ下部は絞りを控えめにしているようだ。トップは綺麗にテーパーが掛けられメモリも広めで見やすいと一目でわかる。特筆するのはやはり塗りの『墨流し』だ。何百本何千本作っても同じ模様ができないこの墨流しはまるで模様が生きているように見えるのは私だけだろうか。浮子師はオリジナルが大切であるとわかっているけど、共通出来る部分が多く現実には銘が無ければ判別できないのも事実。しかしこの墨流しに限っては誰もまねができない。手にとってみれば見るほど方法が思いつかないのだ。内心私は自分の浮子に墨流しを施したいと思ってる。しかし聞くわけにはいかない、いや聞くものではないのである。自分だけのオリジナル・・・それが答えなのである。
雪月花木枯らしを手にとり感じたことは、きわめてオーソドックスであること。そして何より感じたことは時代にとらわれない一徹さを感じました。浮子師は作りが上手いのは当たり前、しかしそれだけでは足りない。その足りない部分のヒントがこの木枯らしにあると私は思っています。

浮子を販売して生活する私が他の浮子の宣伝に等しい文を書くのはおかしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は私はどの分野の職人さんにも共通すると感じていることがあるのです。それは自分の腕が一番であるという思い込みです・・・
自分の腕に自信を持つことはとっても大切ですが、周りを見失うことはまずい。冷静に周りを見渡せば自分より腕の立つ人が沢山いることに気が付くのです。そして本当に腕の立つ職人さんは寡黙であり控え目である。
私は本当に腕の立つ浮子師を目指しています。だからよいものは良いと本心で思える自分でありたいのです。茅春の浮子はお陰さまで忙しい日々を送らせていただいています。少し売れてるからといって調子に乗ったり、今を満足するのではなく、その先を目指していきたいと今日雪月花さんと話終わって改めて思った工房茅春です。

そうそう!雪月花さんが木枯らし特別提供品の感想をぜひ聞かせてほしいと言っておられました。購入後でなくても、購入前の質問等何でも聞かせてほしいとのことです。メール、BBSよろしかったら書き込んでくださいね。よろしくお願いいたします。それでは!

次回の独り言は茅春浮子のお客さんで三重県にお住まいの矢口さんが登場します。この矢口さん最近茅浮子を自作し始めました。そのうちの自信作を私に送ってくれたのです。さて出来はどうでしょうか♪工房茅春のチョ〜辛口コメントがさく裂するのか!画像付きでお送り致します。こうご期待♪へへへ

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