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運動バカ男

 
 
 

中学から始めたバスケットボールを29歳になるまで続けました。今でも東京から移り住んだここ奥飛騨でも地元の中学生にボランティアで指導しています。どうせやるなら徹底的にやろうじゃないかということで、月曜日以外は毎日夜遅くまで練習をやっています。中学生にゆとりを・・・などという言葉は私には当てはまらず、中学生には余計なゆとりは与えない方が良いという考えであり、選手にとって私は鬼のような存在のようです。
選手同士が一つのことに向かって一生懸命することは将来財産になると信じています。私自身も学生時代バスケットばかりやっていました。特に高校は厳しくて今思い出しても、胸が苦しくなる思いです。しかし当時のチームメイトは今でも大切な親友でもあります。少し前高校時代同じバスケ部の同期であった『ヨシテル』という奴から電話がありました。もう何年もあっていないけど、気の知れた親友です。今は車のセールスをやっていて成績は一番らしい。家も中古だけど買ったと言っていました。
このヨシテルという奴は面白いやつで、憎めない男。でも高校入学当時大ゲンカをしたことがある。原因は何だか忘れたけど、殴りあったことは良く覚えています。ただその結果ヨシテルの瞼と唇を8針も縫わせてしまったのです。病院から戻ったヨシテルの顔は包帯だらけでまるでミイラでした。殴っておいて失礼だけど、顔面血だらけになった顔より包帯だらけの姿に慄いたことを今でもよく覚えています。
さて、その夜顧問の野村先生と私の親とヨシテルの家に謝りに行ったのです。深々と頭を下げる私たちに向かってヨシテルの親父さんは一言『喧嘩してたまたま家の息子が怪我しただけで、もしかしたら逆であったかもしれません。だから喧嘩両成敗です。気にしないでください』そう言ってお茶を勧めてくれたのです。
それ以来気の知れた親友となったのです。たまの休みに釣りに行ったり、ヨシテルの部屋で酒を飲んだりマージャンもしました。そういえばタバコを覚えたのもこいつの部屋だったな・・・ハハハ
一番の思い出は高校一年の正月休みに部員3人でヨシテルのところに泊りに行った時のことです。酒を4人で飲んだ後、夜中港の防波堤にフラフラ出歩いていた時のこと。ヨシテルが真っ暗な防波堤に向かって一人で歩き出したのです。飲めない酒を飲んだヨシテルは千鳥足を絵に描いたように歩いていきます。私たち三人はふざけて拳大の石をヨシテルの近くに(海)投げ込みました。面白がって次々と海に投げ込んでいたのです。時折『やめろよ〜』などと、ろれつの回らない声が聞こえてきます。
それでもお構いなしで投げ込む3人。しばらくするとヨシテルの声が聞こえなくなりました。名まえを呼んでも返事がありません。私たちは心配になりあわてて防波堤に行ってみたら、なんと頭から血を流してるヨシテルが不気味な笑い顔で立っていたのです。なんと拳大の石が運悪く頭を直撃したのです。でも酔っぱらっているせいか痛みが無いらしい・・・

今思い出してもずいぶんバカなことを沢山やったと思う。でも当時は馬鹿なことでも楽しかった。
近いうちにヨシテルに会いに行こうと思ってる。まあ行ったら『なんだよ何しに来た?』そう笑って言うだろうがそれがあいつの挨拶でもある。へへへ

画像は大学時代バスケの試合でフィリピンに試合に行った時のものです。バスから降りたときの写真で、あまりの暑さに顔をしかめています。若いって良いものだな♪うんうん

 
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