浮子のボディにエアブラシでもってグラデーションを施してる浮子師さんは多いです。そう言う私もエアブラシが大好き。もともと浮子を作る前からエアブラシが趣味であったので、浮子のボディに描くことは別段問題ではありませんでした。
このエアブラシというものは原理はとっても簡単です。コンプレッサーから噴出される空気と塗料を混合させたものをハンドピース(エアガン)で噴射させるという単純なものなんです。車のボディから細いミリ単位の線もかくことができる優れものです。慣れれば簡単ですが注意点もあります。まず塗料の粘度と量そして空気の圧力がマッチしてるかが重要。このバランスが悪いとキレイな塗装ができません。また、塗装面とハンドピースの距離も大切です。近すぎると塗装が濃くなり過ぎ、遠すぎると塗装が薄くなりすぎるからです。エアブラシの特徴であるグラデーションは薄い部分から濃い部分にかけてボカシながら塗装するというものです。肝はいかに自然な色合いでボカシができるかが問題。ハンドピース本体を動かしながら操作するか、ボタンのみでエア圧を操作しボカシ具合を調整するかです。
エアブラシはいろいろな塗料を利用できます。もちろん粘度は水に近いサラサラの塗料が使用条件ですけど。メンテナンスも重要で使用都度ハンドピースを洗浄しなければなりません。万一そのままにしておくとノズルが固着して詰まり使用不可能となってしまいます。使った後は全てバラバラにして残った塗料を洗浄し最後はフッ素樹脂配合のCRC556を軽く吹いておきます。
私はボディの色止めや上塗りにウレタン塗料をエアブラシで吹くことがあります。ここで問題なのはハンドピース内のシールはウレタン塗料の洗浄に使うエンジンシンナーによってもろくなってしまうということです。洗浄頻度にもよるのですが私の場合は3ヶ月ほどでシールがボロボロになり使用不可能となりました。ハンドピースは高価なものなのでできたらシールをシンナー対応のものに交換する必要があるのです。もしこれを読んでいる方の中でウレタン塗料を使ってエアブラシをされる方がいらっしゃいましたら即交換することをお奨めします。
なんか今日は難しいお話で面白くなかったでしょうね。へへへ