娯楽のなかでも釣りは今も昔も楽しまれています。仕事のストレスや日頃の鬱憤を晴らすには手頃な遊びだからです。しかし悲しいかな、どの釣り界でも釣り人口が確実に減っているということ。勿論へら鮒(ヘラブナ)釣りに限っても言えることです。
私の小さい頃は遊びというとコマやメンコそして小魚釣りやザリガニ釣り。現代の子どもの遊びはテレビゲームです。外に出て遊びをしなかったこの子ども達が大人になって自分の子ども達に釣りを教えることがあるだろうか・・・
釣りを始めるきっかけのほとんどは親や友達の影響を受けるものです。将来大衆の娯楽であった釣りが一部のマニアックな娯楽にならないことを祈るばかりです。
30数年前の釣り堀管理池は大人に混じって子どもも結構釣りを楽しんでいた気がします。釣り堀で腕を磨いて野釣りに挑戦するという一つの流れもありました。当時の子ども達が現在のへら鮒(ヘラブナ)釣りのメインになっている方達だと思う。
現代の子ども達がへら鮒(ヘラブナ)釣りをすることが将来の釣り界にとって大切なことであり、またそのような環境を作ることが大切だと思う。釣り堀や管理池の代金を学生金額でもっと安くするとか道具類も一部のマニアが喜ぶような超高級品ばかりではなく安くてもしっかりした道具を販売するのも必要だと思う。
もちろんそのような事になれば私の作ったへら浮子(ヘラウキ)も子どもに対しては一本1000円くらいにして販売してもかまわないと思っています。
へら鮒(ヘラブナ)釣りは楽しくて奥が深い釣りです。このような素晴らしい釣りを衰退させるには惜しい。いつか私たちも歳をとって釣りにも行けない時が来ることでしょう。それまでになんとかしたいし今何かをしなければ・・・と非力ながら思っています。うんうん