ホーム
サイトマップ
はじめに
制作ポリシー
管理池浮子1
管理池浮子2
野池ダム浮子
本漆塗り浮子
電気浮子
オーダーメイド
茅春浮子作品集
価格表
ご注文
浮子のレストア
制作工程ボディ
制作用具
茅春のブログ
茅春の独り言
ヘラウキQ&A集
BBS
Link

                                       

 
 

相模湖遠征記(其の二)

 
 
 
さて15日の夕方青田に舟を着け来たるべき型物を仕留めるべく竿を握っていました。6時頃になるとワンドの中程で大きなモジリが出始め期待は膨らむばかりです。いつ針がかりしても良いようにあらかじめハリスを交換する。16尺の竿で12尺の棚であり障害物のないポイントだからガンガンの太仕掛けでなくても問題はないと思うけど、ハリスはちょっとしたパーマでも巨ベラがかかるといとも簡単に切れてしまうのです。
 
すっかり暗くなった7時半頃、ニゴイとモロコのアタリが消えゆったりとしたへら特有の前触れが出始めました。なん投下後確実なツンアタリに合わせるとグッと一瞬絞め込みます。しかし軽い、へらの手応えだと確信しながら玉網に掬ってみると33センチほどのへらでした。型が小さいので幾分がっかりしながらも次は来ると信じエサを打ちます。しかし・・・あとはモロコの入れ食い!夜中の1時までやるもモロコとニゴイの入れ食いに嫌気を刺しモジリもなくなったので、寝袋にくるまって朝まで熟睡の私です。翌日鈴木さんと小湊さんに釣果を聞くとやっぱりモロコとニゴイのみだったらしい。
 
翌朝五宝亭で三人と清チャンおかみさんと楽しく歓談タイム。釣れなくても相模湖なら諦められると言い訳する三人の釣り師。ハハハ
小湊さんは10時頃帰宅。またいつかお会いするときを楽しみにしています♪お元気でお過ごし下さいね。お昼頃お腹がすいたので鈴木さんとスカイラークへ。懐かしい思い出話で花が咲いたな。うんうん
公園下で釣ってるのをしばらく眺めてると、誰かがへらを掛ける。その瞬間竿の元が「バキ!!」っと折れたのだ!釣り人はなにやら叫びながら折れた竿をなおも絞ります。短くなった竿に苦労しながらも玉網に納めた30センチほどのヘラブナ。針をはずしながら釣り人はポツリと「高かったんだよな・・・」その言葉は私にはっきり聞こえました。
 
昼過ぎに船宿に行くと一人の常連さんがいらっしゃいました。ちょび髭を生やしたガタイのガッチリした人です。高そうなネックレスを首に巻いています。ちょっと怖そうな風貌なので鈴木さんと横目で見ていると、清ちゃんとおかみさんはこの常連さんを『三平ちゃん♪』と呼んでいます。このガタイでネックレスジャラジャラの風貌で『三平ちゃん・・・』しかし人は見かけによらないものですね。この三平ちゃん、すごく親切にポイントを教えてくれたりアドバイスをしてくれました。本当にありがとうございました。
さて、午後三時に鈴木さんと青田の一番奥のワンドに入ろうと決め舟を着けました。水深はどこも7〜8尺です。満水であるのと昨夜のモジリから夜はワンドに魚が入ると思ったからです。竿は14尺棚は7尺の底。昨夜と同じ仕掛けでエサも同じです。ただ若干エサを柔らかめに作って4時にエサ打ち開始となりました。すぐにジャミのアタリが出始めます。賑やかなジャミのアタリにうんざりしながらも黙々とエサを打ち返す私。対岸に舟を着けてる鈴木さんも盛んに合わせをくれています。夜八時頃鈴木さんが暗闇で竿を絞っていました。聞くと『マブナ!』そして次に『鯉!』ニゴイ以外を釣るなんて何とも羨ましい・・・真面目ににそう思った私です。
ポツリポツリとワンドの真ん中で巨ベラがもじります。しかしエサには見向きもしてくれません。今夜もダメかと思っていた11時頃ピタリとジャミのアタリがなくなり、待望のゆったりとしたへら特有の触りが出始めたのです。胸をドキドキさせながら竿を握る手に力が入ります。馴染んですぐ餌落ち付近までせり上がったトップがいきなり消し込みました。すかさず合わせると『ガツン!』という手応え!右側のオダに向かって突っ込む魚。竿尻を下げそれに対抗します。かなりの大物か・・・と思ったのは一瞬でどうも軽い。なんなく玉網に滑り込ませると36センチほどの中型のヘラブナでした。
 
今回二晩の釣行でしたが楽しかったな。初めてあった小湊さんや鈴木さんとヤマちゃん。そして五宝亭の清ちゃんとおかみさん。それから謎の三平ちゃん♪皆さん大変お世話になりました。またいつか一緒に釣りに行きましょうね。心からその日を楽しみにしています。
 
 
さてさて!話は変わって工房茅春から新バージョンを発売することになりました。宜しくお願いいたします。新しいへら浮子(ヘラウキ)のタイプは〜〜
1,ウドン浮子 2,段底浮子 3,オールマイティの三種類です。浮子の画像はテスト品を新しく作り直すのでもうちょっと時間が掛かります。ただ近日中に寸法とかを先に載せますのでお待ち下さい。
また、ボディの色見本も載せることにしました。グラデーションやコマ塗りの色見本です。今までの標準品の色とオーダー等で気に入った色などを数多く載せようと思っています。
それでは皆さん、秋の釣りを楽しんでくださいね。
 
 
 
へら浮子(へらうき)
へら浮子(へらうき)
へら浮子(ヘラウキ)へら鮒(ヘラブナ)

へらうき(ヘラウキ)工房 茅春
 http://herauki.jp

へら浮子(ヘラウキ)へら鮒(ヘラブナ)
へら浮子(ヘラウキ)へら鮒(ヘラブナ)