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巨ベラを手で掴む

 
 
 
以前独り言で私は亡くなった船頭さんのまーさんのことを書きました。大変お世話になった方であり、今でもよく覚えてる方です。このまーさんは、玉網を使わないで型ものを手で掬うという荒技を私に目の前で見せてくれた本人です。この巨ベラ掴みを先日釣友の一人が挑戦することとなったのです。
舞台は22日の夜のことです。調布市に住む釣友の小川さんが主人公、この小川さんは身長180センチ体重100キロを超える巨漢。しかし短竿オンリーで、12尺以上は振らないという特異な方です。おのずと乗っ込み時期になると相模湖に現れチャチャッと型ものをいとも簡単に釣り上げてしまう腕も、なかなかのものなのです。
私は当日小川さんと違う場所で釣りをしていたので、状況はすぐ隣で竿を振っていた方から聞いたことを書き述べたいと思います。
 
夕方6時に天水ワンド奥に陣取った小川さんは、目の前でモジル型ものを横目に悠々と竿を振っていたそうです。しかし水位が下がると共に魚は本湖に移動し水面は鏡のようになり、ニゴイのアタリに終始していたそうです。しかし11時を過ぎる頃巨ベラ特有の前ぶれが出て巨漢を石のようにして、じっと食いアタリを待ってた。そして消し込みアタリで見事にヒットさせた。
100キロを超す小川さんに握られた10尺の竿は爪楊枝のごとくしなり、見るからに弱々しく見えたそうです。丸太のような二の腕が高々と両手で添えられ10尺楊枝竿が頑張る!そして巨ベラが水面を割って顔を出した。すかさず小川さんは玉網を掴もうと左手を伸ばした。しかしあるはずの玉網がない。目は水面を見つめながら左手をあちこち伸ばす。後で聞くと玉網をセットしないで舟の後ろに置きっぱなしだったそうです。しかしならばと小川さんは、意を決して左手を水面に伸ばし巨ベラを手づかみしようと決心。巨ベラを引き寄せる、きっとグローブのような手のひらなら何とかなると思ったに違いありません。引き寄せられた巨ベラは目の前に現れた巨大な手のひらに驚き、必死の抵抗でもって水中に潜ろうとします。そうはさせるかと小川さん、巨大手のひらで巨ベラを掴もうとします。必死に逃げる巨ベラと追いかける巨大手のひら・・・どちらも真剣です。
 
声にならない小川さんの叫び声と声のでない怯えた巨ベラの対決はしばらく続き、近くにいた釣り人達は固唾をのんで見守っていたそうです。
しかし勝負はあっけなく付きました。もうちょっとで巨ベラを鷲づかみする寸前で巨ベラが最後の力を振り絞りハリスを切って逃げていったのです。手をタオルで拭きながら複雑な笑い顔の小川さんとなんて声をかけてよいかわからない周りの釣り人達。沈黙はしばらく続いたそうです。
 
この話を朝になって桟橋で笑い話となり、盛り上がりました。私は釣れなかったけど小川さんのお陰で思い出に残る釣行となりました。本当にありがとう、小川さん♪
 
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へらうき(ヘラウキ)工房 茅春
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