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痛いことと言えば

 


へら鮒釣りで痛いと言えば今までに沢山あります。当時高級な部類の携帯ラジオを買ったその日の夜相模湖のボートから落下させてしまったこと。釣り場の側に車を止めてて車上荒らしにあったこと。このほかサイフに対して痛いことはまだまだ沢山あります。
痛いと言うよりハプニングの方が多いかもしれない。以前にも書いたことがあるけど真冬の川に頭から真っ逆さまに飛び込んだり、ミザオを刺してる最中ボートが離れて落下したこと。お化けに遭遇などもあります。しかし痛いと言えば身体的に痛いことにつきます。
かれこれ7年ぐらい前になるでしょうか、ホームグラウンドである秋神ダムへ春先行ったときのことです。秋神ダムは春先5月と梅雨時期の7月頃が最盛期となります。この時期にしか釣り人が集中しないためと水位が上がったときにしか釣果が無いため魚は素直でタイミングさえ合えばダム初心者でも大釣りも可能な魅力的な釣り場です。私もここで自己最長寸を上げた大好きな釣り場でもあります。
さて話に戻って、まだ釣り人の姿が見えない5月はじめでした。数日降り続いた雨に期待して平日の朝から釣行しました。雨が降る朝方ハタキがあり数枚の型ものを仕留め気分良く竿を握っていたのですが昼からお日様が出たと同時に魚っ気が無くなり夕方を待たずに帰り支度をしたのです。大型へらバッグにヘラカバン、エサバッグにビーチパラソル、極めつけは大型へら台と小型へら台。ウエイダーに身を包みそれらの荷物を見つめる私です。2回に分けて運ぼうか・・・それとも気合いで一度に運ぶか・・・悩んだ末気合いで一度に運ぶことにしたんです。しかし水位が上がったとはいえ水辺から道路までかなりの距離があります。でもガードレールから垂らしたロープにつかまって登れば何とかなるだろうと思っていました。
両肩にはカバンとバッグそしてエサバッグをたすき掛けにしました。余った飲み物や小型へら台などでずっしりと重みが両肩に食い込みました。そして片手に大型へら台を持ち余った片手でロープを握ったのです。釣りを終えた後の足腰はご存じの通りガクガクしています。意を決し草の生えた急なこの登りを一歩一歩登りはじめました。ロープを掴まれるのは片手だけなので登りながら落ちないように身体をエビのように反らしながら掴むことしかできません。登りの半ば頃になったときです。息が上がりながらも必死に踏ん張っていました。心の中で2度に分けて運べば良かったと後悔したけど今更引き返せません。
天気は良いけど連日の雨によって足場の草や土は塗れて登りにくい。右足を大きめの石に乗せ踏ん張った瞬間でした。足を乗せた石がゴロリと動きました。重い荷物を担いでる私はあっけなく身体が反転しました。そして思いっきり背中から叩き付けられたのです。叩き付けられた瞬間息が止まりました。そして同時に背中に激痛が走るのが分かりました。苦悶した酸欠の金魚のように口をパクパクさせながら傾斜を荷物を持ちながらずり落ちていきます。目に入る太陽を見つめながら苦悶してるとやっと息が少しだけ出来るようになりました。でも深呼吸をすると背中に激痛が走ります。見ると草に隠れた所に大きな岩があってそこに打ち付けられたようです。しばらく横たわりながらも這うようにして荷物を道路まで運びました。死のも狂いで道路に運び終えたときはしばらく道路に座り込んでいました。
帰りの車の運転はしんどかった!シートに背中を着けられないのです。それに加えて深呼吸をすると激痛が走ります。その後あまりにも痛いので病院に行ってみると肋骨骨折・・・痛いはずです。
今ではもうそのころのような力も衰えたので無茶はしないけど、釣り場について目の前でハタキを見てしまうと気が焦り垂らしたロープを猿のごとく滑り降りることがります。こんな時は要注意だなって今更ながら思う工房茅春です♪へへへ

 
 
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