どの分野の釣りでも独特のスタイルがあります。しかし海釣りスタイルは見てもなかなか何の釣りかまでは分かりづらいものです。淡水魚の釣りでも一目では分かりづらい。しかしへら鮒釣りに関してはスタイルを見れば一目で分かります。もちろん釣りをやったことがない人には分からないと思うけどね。
さてこのへら鮒釣りのスタイルなんですが決してスタイリッシュとは言えません。私に関しては真冬の今の時期はミシュランタイヤの人形のごとくダウンにくるまれた見事なボンレスハム状態。おまけに毛糸の帽子に長靴。夏は作業ズボンかスエットパンツにTシャツ、そして最後はお決まりの野球帽とベストで締めくくります。
普段私は着るものに対してチョビットだけこだわっています。しかしへら鮒釣りとなるとこんな感じになっちゃいます。道具にはお金を掛けても着るものにはなかなか手が回らないのもあるけど、意外と私と同じようなスタイル釣り師が多いと感じます。特に野釣りに関しては皆さん似たり寄ったりかな・・・へへへ
同じ釣りでもブラックバスはどうだろう。船外機を二機も装備した高速ボートで格好良く移動します。運転する釣り師は今すぐ代官山にでも出没しそうなファッション、決まって髪は長髪でサラサラヘアー♪そしてお決まりの高そうなサングラスとヒゲで締めくくっています。きっと釣りに興味のない彼女でもモーターボートに乗っただけで大満足するであろう。もしこれがへら鮒釣りなら後ろから一分に一回は帰ろうと懇願されるに違いない・・・間違いない。
へら鮒釣り人口が急激に減っている昨今、この原因は多少スタイルにもあるんじゃないかと考えます。釣りに誘ったへら釣り初心者の友人の目の前に大きなヘラカバン、竿ケース、大型釣り台、エサバッグ、そしてコンビニで買った弁当らをそれぞれ手にぶら下げ、ボンレス状態で肩で大きく息をする姿を見たらきっと尻込みするに違いない。自分の姿を見る度に何とかならないものなのか・・・そう考える今日この頃です。
しかし!妙にマッチしてると感じる時があります。それは管理池の場合が断然多いのですが、カラフルなガラシャツに派手なパンツ。ベルトはクロコダイルにすのこの後ろにはエナメルの革靴。手首にはいかにも重そうな18金のブレスレットそしてよく見ると首にも重そうに絡まっている。お決まりはパンチパーマにサングラスとちょび髭で締めくくっています。
私はそのスタイルを遠目で見守ってるんだけど意外とマッチしてるような気がしてならない。少なくとも私の汗くさいヨレヨレTシャツよりオーデコロンの効いたガラシャツの方がよっぽどお洒落だ。私は沢山お金を持ってるんじゃなので真似は出来ないけどお洒落という意味では見習いたいなって思う工房茅春です♪へへへ