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自営とサラリーマン

 


 
不景気の嵐が吹く昨今ですが12月も半ばになり、ほとんどの皆さんはボーナスをもらったことでしょうね。もちろん私のような自営業はボーナスなんて関係ないけど内心はとっても羨ましい。かく言う私も10数年前まではサラリーマンだったのでボーナスをもらう嬉しさを知ってるだけに今の季節はより寂しく感じます。
自営になってから人はよく私に言います。『自営は良いね〜いつでも休めるし時間は思いのままでしょ♪』確かにその通りだ!間違いない!休もうと思ったらいつでも休めるしいつでも昼寝もできる!私はそう言う友人には必ず『自営は良いぞ〜!毎日が日曜日だし♪』そう答えます。でも自営の一人仕事は結構きつい、当然だけど休めば休んだ分確実に収入が減ります。浮子師の仕事はとくにそうで納期も厳しい。どの浮子師さんもきっとそうだと思うけど作業時間がとっても長い。簡単な作業でも丁寧に仕上げる部分が多いので時間が掛かるのです。なんて浮子師の大変さを並べても仕方ないけどサラリーマンだって大変なんだよな。私は鉄鋼関連の企業でバスケットをやっていて引退後本社の営業部に転属になりました。ジャージからネクタイに変身したわけです。仕事は水処理関連の機械を販売するわけですが納入先は原子力発電所や電気機械メーカー工場でした。月の半分は出張で全国各地を駆け回り忙しい日々を送ったのを懐かしく思い出します。しかしサラリーマンの仕事は気楽で〜♪なんて植木等の歌とは大違いで人間関係だとか社内派閥とかでドロドロした部分があるのも事実でした。うんうん
 
おっちょこちょいの私はサラリーマン時代数多くの失敗やアクシデントをやらかしています。思い出しては独り言に書き出していくつもりですが、一番忘れられないサラリーマン時代の思い出があります。
宮崎に仕事の取引先があって月に一度は出張していました。あるとき代理店とユーザーを連れて日南海岸、青島をまわり都井岬で一泊という接待に行ったときのことです。夕方都井岬に着き車から3人で歩きました。ここ都井岬は野生の馬が生息する場所なんです。私たちは草を食べてる馬の側に寄りました。本当は近くによってはいけないらしいけどそんなことは知るはずもなく近寄ったのです。
結構近くまで寄って馬を見る私はとっても感激しました。そのときおとなしく草を食べていた馬が突然『ブルル〜ン!!』だったか忘れたけど私たちに向かって首を大きく振ったんです。ビックリした私たちは小走りで車に戻ろうとした瞬間私は足を滑らせて転倒したんです。うつ伏せに倒れた私は胸のあたりに奇妙な感触で飛び起きました。見ると出したての馬糞が胸のワイシャツにベットリと張り付いていたからです。またその馬糞の匂いたるもの凄まじいものでした。両手を上に掲げたまま立ちつくす私とそれを後ずさりしながら見つめる代理店とユーザー。あの日の出来事と匂いは一生忘れられません。
 
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